又今年もルミナリエの温かい灯が点りました
震災の年の暮れに初めて点った「神戸ルミナリエ」

忘れることの出来ない1995年の　あの一年間は
一瞬の出来事で　私たち全ての人の生活が一変し　
街の姿が変形し
悲しい話題ばかりを目にし　耳にする
重く今までに味わったことのない月日でした

そしてその年の１２月に目にした
あのすばらしい贈り物「ルミナリエ」
その光の彫刻を目にした時は
言葉では言い表せない感動でした

ただ「ルミナリエ」の光がすばらしい　
とそんな感じではなく

昼間　目にする瓦礫の山や　傾いたビルや　
暗い顔の人々や　悲しい話題や
深く傷ついた神戸の街や人の心
闇の寒さに震えた私たち
そんな全てを　闇の中に点った光りが
温かく包み込んでくれたようで

それまでの世界中の人々の心にしみる励ましの
それらと重なって
光を見上げる人々がみな同じ気持ちになり
一瞬全てを忘れ　
感動に胸の奥からの声を上げた

あの時のあの気持ちは
ほんとにこの光を見るたびに　思い出されます

でも今年はなんだか　今までと違い　ほんわかとして　
懐かしい温かいふるさとが戻ってきたような
そんなゆったりした気持ちで光のトンネルを
歩くことが出来たのです

土日はさすがにすごい人なのですが　平日は比較的
ゆっくりと歩けました

今年のテ−マは「光の永遠」（ｲﾝﾌｨﾆﾃｨ-）
人のやさしさと未来への希望を”光”に象徴し
それを風化させたくないと　新世紀になっても　
再生を誓ったあの日から
”光”に託したものは変わらない　
つまり”光”は永遠である
という思いでつけられたそうです

今年は東遊園地のｽﾊﾟｯﾘｴ-ﾗ（光の壁掛け）は
円形になってて中はお城の舞踏会会場のようで
華やかなすばらしさがありました

帰りに市役所の24階から眺めると　
神戸の街の夜景の中に
その全景を目にすることが出来ます

２５日（月）までで
平日18:00頃〜22：30（土･日･祝日17：30頃〜22：30）
会場/旧外国人居留地および東遊園地

Gallery3に写真を少し載せましたので　
見て行ってください

00/12/21